3Dプリンターのノズルの再生。
3Dプリンターを使っていてノズルが詰まって、ノズルやプリントヘッドを交換したりというのはよくあることなのだと思うが、詰まったノズルを再利用できないかと以前から思っていた。※自分でもやってみようと思われた方はピンバイスの刃の取り扱いや怪我には十分注意して。再生したノズルを使っての不具合などには責任を持てないのであくまでも自己責任でお願いします。
右側のノズルは詰まって、フィラメントが抽出されなくなったため、交換したもの。左側は詰まってはいなかったが、
このように内部にフィラメントが溜まっていたので取り替えたもの。こちらのノズルについては先日の記事を見てもらえるとよいと思う。右側のノズルはこのブログを始める半年ほど前に、初めて自分でプリントユニットみたいなのを外して、分解して…、とやったときに交換したもので写真とかの記録は残っていない。
ノズルの穴は直径0.4mmだと知っていたので、ホームセンターでこのサイズのピンバイスを探すのだが、0.5mmより細いものが見当たらず困っていた。アマゾンで探して模型用ね…、というところである。念のために、一サイズ小さい0.3mmも合わせて購入した。
左側のほうが刃の部分なのだが、このように細い。取り扱いには十分注意しないといけない。
ドリル刃をピンバイスにセットしようとしたが、緩すぎてダメ。説明書きでソケットに向きがあることが書いてあった。
無事にセット完了。ただ、刃の部分に触るなと書いてあるのだが、無理な話だと思う。ラジオペンチで挟むとかも難しそうだし、折れたりしそうで、素直に指でつまんで装着した。
とりあえず、ノズルにこびりついている汚れを落とそうとKobraの付属品のフィラメント切りでかじっていたのだが、こんな作業のために買っておいたものを思い出した。
もうちょっとどうにかならないかと…。ちなみにこの小皿は先日作った、洗面所用のコップ置きであるが、四角い形の先代が頑張っているので、まだ任地に赴けずにいる。※ここから先何枚かの画像は作業用レンズ越しの撮影。
やすりだとノズルに傷がつくのでは、とあまり使いたくなかったのだが、ほどほどにやってみて、こんな感じ。やらないよりマシ、みたいな。
0.3mmはあまり抵抗なく貫通。
0.4mmは多少抵抗があったものの貫通。
もう一つのノズルも同じように手を入れてみた。最初の方の画像で見せたように、ノズル内部は真っ黒だったりするので実際に使うかは微妙だが、急なノズル詰まりで、スペアがなくってという状況では出番があるかもしれない。ノズル内部を数ミリのピンバイスで…、内部に傷がつくのは嫌だし、そこまではしないか。
詰まったノズルをバーナーとかで加熱して、内部のフィラメントなどを溶かしたり、燃やしたりする方法もあるのではないかと思うが、フィラメントや不純物が破裂したりする可能性とか多少、危険度が高いような気がする。ノズル単体はそんなに値段はしないし、日ごろからストックしておけばよいことだと思う。じゃあ、何でやったんだと言われるとAnycubicさん、Kobra用のノズル単体のスペアパーツがアマゾンで見つからないから…、ということになるのだが。
元は腕時計のバンド交換の作業のために買ったのだが、今回の作業では役に立った。アームは自分が使った感じでは、あまりしっかりした固定にはならないが、あれば便利な状況もあると思う。