TPU素材の収縮についての検証。

昨日のモデリング・造形でプリントスピードで素材の収縮が違うのか、気になったので試してみることにした。まな板スタンドスペーサーを一個だけ低速でプリントすればわかることだからね。

え? Ultimaker Curaは読み込んだオブジェクトが小さければ勝手にスケールアップする仕様になっていて、スペーサー一個では小さすぎると判断したみたいだ。オブジェクトをクリックしたら左側のボタンにアクセスできるようになるので、スケール調整のボタンを押して調整するといい。このオートスケールの機能は上のメニューのSetting->Configure setting visibilityを選ぶと、Preferencesが表れるので、GeneralタブにあるScale extremely small modelsのチェックを外すと機能しなくなる。自分の場合は読み込んだオブジェクトが見えなくなってしまったので、オンに戻した。

上の画像の左側にあるスケール表示をX 200mm->20mmに変更するとY、Zも自動で変更された。これが本来の大きさ、なんだけどBlenderとCuraではスケールの単位が違うんだろうね。まあ、とりあえず印刷スピードを20mm/secに落としてスライス。(実はStlファイルをダブルクリックしてもCuraが起動しなくなったりとかあって、最新バージョンの5.2.2にバージョンアップ。したんだけど、起動したCuraの画面の下のほうにより新しいバージョンがあるようなメッセージがあったのでクリック。英語のページだったが5.3.0が公開されていたので今日からそちらをインストールして使っている。昨日までは5.1。)

左が今日作ったもの。右が昨日作ったもの。サイズにほぼ違いはなかった。ただ、モデリングしたときは横幅が20mmになるようにしてあったのにプリントされたものは物差しで測って19mm程度。やや小さい。去年からいろいろ作ってみたけど、実際のサイズに気を配ったことはなかったが、収縮は多少あるんだろうね。結論としては、印刷スピードが20mm/sと50mm/s程度の違いであれば、そんなに違いはないと。高速な機種で80mm/sとかそれ以上ではどうかわからないが。

全体的な収縮という点では造形物にあまり問題はないのだろうが、これは以前作った四角いプレート。シンプルなつくりだよね。

で、プリントされたものがこれ。フィラメントがこのプレートではクリアなPLAフィラメントなのだが、わかるだろうか。

枠だけというか、ヘリの部分とそこの平らなところで段差ができてしまっている。このプレート自体としてはちょっとしたアクセントになっていいのだが、それなりに詰まったところと、ペラペラなところが混在するようなものを作る場合は気を付けたほうがいいのかもしれない。(今日はコンデジだけで済ますつもりが、結局、この一枚を撮るためにマクロレンズを装着したミラーレス一眼を引っ張り出してきた。昨日、プリント途中の前後に動いているオブジェクトを撮影しようとしたら、マクロレンズってオートフォーカスが遅いことが多くて、だからと言って手動ではもっと無理で、ちょっとうんざりで距離を置こうと思っていたのだが。)

追記:タイトルを検討->検証に変更。(令和5年3月24日)

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