タブレットスタンドのモデリング・プリント

タブレットでゲームをするときはを机に置いてプレイしているのだが、水平だと画面が見にくい。下にスペーサー代わりのものを置いたりしているのだが安定感にかけるのだ。じゃあ、役に立ちそうなものを作ってみようか、というところである。

Blenderを起動して最初に表示される立方体のサイズを10cm四方に変更し、Z軸方向上に5cm移動。Editモードへ。手前になる側の高さを2mm、後ろ側の高さを32mmに設定。

背面の方を左右に3cmずつ広げ、幅を16cmに。また、前後をY軸方向2cmずつ伸ばし14cmに。※寸法は大体図ったのだがiPad miniだとちょっと大きいようだ。幅は14cm、前後は10cmでもよかったと思う。より大きなタブレットを載せることもできるということではあるが。

ループカットでX、Y軸方向は20分割、Z軸方向は8分割し、さらに一番端に当たる部分だけを8分割しておく。

こんな感じ。※端っこの8分割は4分割でもよかったかな。出来上がって角を見るともう少し丸みを帯びても良かったと思う。

Objectモードへ。複製を作って脇にどけて置き、オブジェクトのサイズをX軸方向15cm、Y軸方向13cmに縮小。

再びEditモードへ。底面を全部選択しZ軸方向下に1cm延長。

Objectモードに戻り、変形させたオブジェクトをZ軸方向上に5mm移動させ、脇のどけてあったコピーのオブジェをもとの位置に戻してBooltool->Difference。

ちょっとこだわってみよう。ただのスロープ状態だとタブレットがずれたりするかもしれない。先端の2列のみを選択し上方向に5mm延長させ、それぞれの列を一回ずつループカット。

ModifierでSubdivision Surfaceを設定し(パラメータはデフォルトのまま)、オブジェクトモードに戻るとこんな感じ。

Blenderで作成したSTLファイルをUltimaker Curaで読み込みスライス。TPUだとグラグラしそうなのでPLAにした。パラメータの変更は充填率の15->10%のみ。

一か月ぶりにKobraの電源を入れる。とりあえずフィラメント挿入だが、前回使った黒いTPUの残りが先に出てきた。以前の記事でも書いたように、フィラメントを抜くとき上の方に抜くと必ず内部に糸を引いてしまっているので最近はフィラメント挿入口のすぐ近くでフィラメントを切って、「Filament In」で下の方に排出させているのだが、やはり内部に残るようだ。※いつもの50mmマクロレンズで撮影したのだが、プリントヘッドに焦点が合っていたせいか、プレート上のフィラメントの塊はボケてしまっている。

これも以前書いたと思うが、「Filament In」の時、ノズルの温度は230度になっている。大抵「Stop」を押してもダラダラフィラメントが垂れてくるので、フィラメントが挿入出来たら温度設定からノズルの温度を少し下げてやると垂れは止まる。

久しぶりなので剥がれたりしないか不安だったが大丈夫なようだ。このサイズのものをプリントできるのはありがたい。

内部はこんな感じ、結構スカスカだ。

プリンタの電源を入れてから4時間程度で完成。

机の上に置いてみたらつるつる滑るので多少、不安定だがゴム脚をつけてみた。

こんな感じ。Blenderで背面の高さ全体の幅とかは変更して、もっと立てておくような形状にしたり、スマホサイズにしたり出来るので作ってみて良かった。

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